お父さんは心配性

わんばんこ。こんばんは、ワタナベです。今日も帰りが早くて嬉しい気分です。帰ってビールを飲もうと思います。

 

昔、りぼんという少女雑誌の中に「お父さんは心配性」という連載がありました。

 

ストーリーはざっくり言うと、早くに奥さんを亡くし男手一つで娘を育ててきたおっさんが、娘とその彼氏の恋をあの手この手で邪魔するというギャグマンガです。凄まじいギャグの内容とその画質で、よくもまあこんなマンガが正統派少女雑誌のりぼんに掲載されていたなと今だに思います。

 

その話の中でこんなシーンがあります。

 

10代に人気のアイドル歌手が歌い始めます。

「大人なんて夢を忘れた悲しい生き物♪」

↑こんな歌詞で

 

すると主人公のおっさん(確かこうたろうという名前)が乱入してそのアイドルをボコボコにします。

 

「おめーらみたいなクソガキを育てるのに必死で夢なんか見てる余裕なんかねーんだよ!」

↑確かこんなセリフを吐きながら殴りかかります。

 

今ならこうたろうの言うことがすごーく良く分かります。僕の子ども達は全然クソガキではありませんが、それでも育てるのに必死です。特に長男が生まれたころはもう必死も必死でした。もう夢とか語っていることよりも生活するので精一杯だったのを覚えています。

 

当時そういう状態だったので、僕は次第に夢だった音楽と距離を置くようになりました。生活することが何よりも第1。ギターをアンプを通して弾くなんて忘れてました。

 

父親の僕ですらそうだったのだから、僕の奥さんはもっと大変でした。長男につきっきりで彼女の大好きな映画を観ることなんて夢の中また夢となってしまっていました。

 

何を言いたいかというと、

 

世の中のパパやママにもやりたいことや夢はある。だけど、子育てや生活でどうしてもそこから遠ざからないといけない時がある。

 

と思うのです。

 

だから、パパやママはやりたいことをやる人や夢を追いかける人の道から外れているように見えてしまうのです。そして、それが「そういうもの」として認知されています。

 

パパやママは確かに純粋に夢をだけを追いかけることはできないかもしれません。子育てをしなければならない・生活をしなければならないからです。しかし!そこで培われたバイタリティがあれば、きっとなにかを始めるのに心強い味方になるでしょう。

 

だから世の中のパパやママにも、もっと色々と活躍して欲しいです。もちろん手始めに僕自身が色々実験してみて、それをブログに書いていこうと思ってます。

 

お父さんは心配性‥マジで面白いです。