何でも1人でやらなきゃなんて馬鹿げてる

惰性で仕事をこなすワタナベどす。

 

会社を辞めると決まってからまったくやる気が出ず惰性でのらりくらりと仕事をしています。そうすると自分の仕事や部署の仕事を客観的に見れるようになります。

 

で気がついたのですが、みんな仕事を抱えすぎです。仕事が溢れ返っているにもかかわらず、自分1人で何としようと必死です。それを見て、あー自分もそうだったよねーとか思ってます。そういう点が分かるとつくづく自分のいるべき場所じゃねーなと感じるのです。

 

業務の適性分担をせず旧来のやり方を繰り返し、人と協力して何かをやり遂げる文化もない。結果、業務はどん詰まりとなり僕のような退職者を生むわけです。

 

ひと昔前はどんなことでもできる何でも屋みたいな人材が社会的に価値が高かったのかもしれません。しかし、そういう人は例外なく自分に無理をして何でも屋を演じているに過ぎません。もしくは周りから演じさせられているのです。

 

僕の知っている限りいかなる分野にも秀でている人はいません。人並みよりちょっとだけまんべんなくできる人は知っています。何でも屋はそんな人達のことなのでしょう。

 

でもそれって必要でしょうか?人生の中で何かの問題を解決するのに人の手を借りるのは駄目なのでしょうか?1人でいかなる問題も解決できる能力なんて役に立つのでしょうか?

 

そういう能力は例えば履歴書を書くときくらいにしか役に立ちません。あ、その部分だけは役に立っていますね。

 

僕は1人で何でもできる必要はなくて、人の手を借りまくりたいと思っている人間なので、そんな何でも屋を見ると前時代的だなぁと感じます。人に頼る勇気とそれによってより得られる利益を理解できない人なんだなぁと思います。

 

何でも1人でやらなきゃなんて馬鹿げてるし、傲慢な考え方なのです。