マウンティングの行き着く先

はー、ワタナベです。12月になってから残業残業でクタクタの助です。クリスマスと正月が待ち遠しいです。

 

マウンティングという言葉をご存知でしょうか?人より自分の方が優位に立つために、他人に対して横暴な態度をとったり馬鹿にしたりするという行為のことです。

 

生活しているとふとした場面でその片鱗を感じることがあります。例えば道を譲らない人に出会ったり、友達でもないのにタメ口で話す人に出会ったり、聞いてもいないのに知識を披露してくる人に出会ったり等です。実は僕自身も過去そういうタイプの人間でした。何かにつけて、無駄に人と張り合っていました。元々僕自身が凄まじく負けず嫌いな性格のため、その行為に拍車をかけていました。そしてそんな自分のことを自慢げに思っていました。こんな態度をとれる自分って凄いと本気で思っていたのです。

 

でも、ある時気付いたのです。マウンティング行為を続けた先には争いの連鎖と苦痛の日々が待っていることに。

 

そもそもマウンティングにはきりがありません。一回マウンティングしたら、その先も出会う人出会う人すべてに対してその行為をし続けなければ優位に立つことはできません。当然出会うすべての人がマウンティングに対して服従するわけではなく、抵抗をうけることがあります。そうなると相手を従わせるために更に誇大に振舞わなければなりません。それはとても疲れるしんどいことです。それに加えて、マウンティングするには相手を選ぶことが必要となります。誰に対してもできるわけではありません。極端な話、自分より強そうな人間に対してはできませんし、権力があるような人間に対してもできません。つまり、人を見て態度を変えるということなのですが、それはとても情けないことだと僕は思いました。自分より弱いと思う人には強くでて、自分より強いと思う人には強くでれないなんてカッコ悪すぎです。

 

それに気づいた時、マウンティングしたところでロクなことが無いんだなと分かりました。マウンティングしてくる人に出会うと、情けないやつだなと思うようになりました。

 

なので、最近は人に道を譲りますし、人にはなるべき敬意をもって接しますし、無駄に知識をひけらかすのもやめました。そうすることでマウンティングの輪から少しずつ抜けていきたいのです。無駄な争いは避けていきたいのです。

 

僕の奥さんが過去に僕に言った言葉があります。

 

ジャッキー・チェンはここぞという時しか戦わない」

 

ジャッキーみたいに強い人は無用な争いは避け、ここぞという時だけ争いに身を投じます。

あちらこちらで争ってばかりいる、マウンティングしてるような人はジャッキー・チェンのようには永遠になれないのです。