笑顔は時として

ワタナベです。今日は朝から雨でスッキリしない感じでした。あー嫌だ。

 

笑顔というのは人と人とがコミュニケーションをとる上で大事な要素だと思います。例えば笑顔は仕事の場面で人間関係の潤滑油になります。営業マンなら仏頂面の人より笑顔の人の方が良い印象を受けますし、接客業ならなおさら笑顔は大切です。

 

しかし、笑顔はいついかなる時も万能なわけではありません。それなのに笑顔は万能の如く様々な場面で使用してくる人がいます。

 

最近1番イラッとしたのは、人が怒ってることを笑顔でやり過ごそうとしている人を見た時です。その人は割と真剣に怒ってるようでしたが、受け手の人は「アハ、すいません」みたいな感じでした。明らかに真剣味が足りないようです。

 

多分、笑顔というものにはマイナスの感情を無かったことにする力があると思います。怒りや悲しみ、イラつきといったマイナスの感情は相手に笑顔をされると行き場を無くしてしまいます。ぶつけ先が定かでは無くなってしまうからです。

 

それってつまり、そういうマイナスの感情を受けたくないがための防御反応です。そして、そういう手段を使う人を見ると僕はすごく嫌悪感を覚えます。

 

怒りや悲しみ等のマイナスの感情を人にぶつける時、ぶつける人はいつも真剣だと思います。そういったマイナスの感情を人にぶつける以上、それによって関係が悪化したり周りからの評価が下がったりする覚悟をしているからです。自分でやったことの責任を取れる人じゃないとマイナスの感情を人にぶつけるはできないし、すべきじゃないと思います。

 

なので、笑顔でそれをかわすことはすごく失礼なことです。人を怒らせたり悲しませたりイラつかせたりするのには、何かしらその人にも原因があるわけなので、相手からぶつけられる感情をかわすのは卑怯です。誠意が足りないとも言えるでしょう。

 

だから、いわゆる人間関係において飄々とした人って嫌いです。そんだけ対人関係に対しての責任をのらりくらりとかわせば、そりゃ飄々とするよねって思います。全てに対して自分の責任を感じる必要はありませんが、せめて自分の対人関係にくらいは責任をもたなきゃと思うのです。

 

どんな時も笑顔の人は信頼できないってことです。