弱音を見せないお父さん達

完全に風邪をひきました。咳ゴホゴホのワタナベです。

 

いきなりですが、僕の奥さんのインスタが面白いです。写真も文章も、とにかく「センス」を感じます。僕も一時期奥さんに影響されてインスタをしてましたが、続きませんでした。まず何よりも「楽しむ」ということができませんでした。奥さんはいつもインスタを楽しんでいるように僕には見えます。だからこそ、あんなに面白い仕上がりになるのでしょう。

 

さて、今回はそんなインスタのことについて書こうと思います。インスタの記事で、僕が好きなのは家族に関するものです。写真も子どもとか赤ちゃんの写真みると、柄にもなく「はー、可愛いかねえ」と癒されるのです。

 

しかし!

 

インスタに登場するお父さん達の投稿が、正直キツイです。なにがって、いわゆるリア充っていうんですか?そういう感じの香りがして、読むことができません。「インスタってそういうもんでしょ?」と言われればそれまでだということは分かってます。

 

特にキツイのが、子どもと楽しい時間過ごしました系の記事です。自慢じゃありませんが、僕はそんな風に子育てできません。そういう記事を見てると、自分がひどく惨めに思えてしまうのです。

 

この感覚、以前も体験したことがありました。

 

子育てに関する本で父親が書いたものを読んだ時の感情と一緒。僕が求めているのはお父さんの本心の「弱音」を書いた本なのですが、そんな本にはまだ出会ったことがありません。なんていうか、「マジで全然うまく子育てできねえっ!」っていうことを言うお父さん達がメチャクチャ少ない。とにかく子育て系の本を読んでいると、どんどん自分が駄目な気がして、滅入ってくるのです。いつからか、そういう本を読むのはやめました。

 

それと同じ感覚です。

 

なぜなの?みんな、世の中のお父さんはすべからく子育て上手なわけ?それともインスタにそういうお父さん達が集中してるってだけなの?

 

僕はもっとお父さん達の「弱音」を聞きたいです。うまくいったこと、成功の話を聞いても全然面白くありません。そうじゃなくて、「子育てが全然うまくいかねえし、面白くねえっ!」って本音を聞きたいです。それを口にだすことによって見える世界もあるんじゃないかって思うんです。

 

お父さん達は強く弱音なんか言わない生き物じゃないはずです。社会で生きていくうちに、嫌な上司や、客とうまくやるために自分の本音を隠して生きているだけなんです。弱音は家族や周囲には漏らさず自分の中に隠して、たまに同僚と飲んで愚痴を言うことでやり過ごしているだけなんです。本当はうまくいかないことや、嫌なこと、やりたくないこととかがいっぱいあるんです。ただ、言わないだけなんです。

 

だから、今こそ、そういう弱音をあえて言っていきたいです。お父さんだって、完全無敵の存在じゃないんですから、辛い時は泣いたり、言い訳したり、とにかく弱音を吐いていこうよっ!って思います。

 

あー、子育てがうまくできねえ!