デキる経営者ってなによ?
シンプルにワタナベです。
食欲が止まりません。毎晩ご飯3杯を軽くたいらげ、更に何かないかなと冷蔵庫を物色したりしてます。
以前電車の広告で気分が悪くなるものを見ました。ビジネス経営に関するもので、かなり売れているらしい本の広告です。
その謳い文句が、確か「経営をうまくしたければ従業員のことを考えてはいけない」みたいなものでした。多分、従来の名経営者が言っている「従業員を家族と思え」みたいなものと正反対の内容なのでしょう。だからこそ、みんなが真新しく感じて売れてるのではないかなと僕は思いました。
でもちょっと待ってください。
あれ?
そのやり方なら、別に人間がやらなくても良くね?コンピュータの方がもっと合理的な結論をはじきだすんじゃね?
経営の難しいところは人間が人間を雇っているからこそ発生するコミュニケーションとか心のやり取りに関する部分だと思うんです。コンピュータはそんなこと考慮しませんから、人間よりもずっと合理的で「利益のための正しい判断」をするというわけです。
経営的に利益をだそうとすると、従業員に厳しい処遇を取らなければならないことも多々あると思います。しかし、仮に従業員に厳しい処遇を取らざるを得なかったとしても、人の心を考慮した末の苦肉の索なのか、それともハナからそれを無視した索なのかでは意味合いが違ってきます。
そこには何かしらのフォローがある必要があります。仕事だからと言って人の心を無視していいことにはならないのですから。
今まで日本人は仕事のために心を犠牲にしすぎてきました。その結果、ロクなことになっていません。
過労死とか、自殺とか、家庭不和とかそういった問題が発生しています。
経営者がこれから従業員のことを考える必要ないと本気で考えだしたら、もう終わりです。経営で成功して、人間的にクズになりたいなら良いと思います。世界の名だたるCEOは人間的にクズだと良く聞きます。そういった人の方法論に賛同したいならそれでもいいでしょう。
ただ、僕はそういうクズにはなりたくなくて、人生を楽しく生きたいので、これからの世の中は人の心を重視すべきだと考えます。
人の心より重要な仕事なんて、あるわけないじゃないですか。それが分からなくなったら終わりです。だから、仕事だからと言って自分の気持ちを押し殺さず、できませんとか平気で言ってます。
ちなみに僕はその広告の本を読んでいないので内容は分かりません。ですが、謳い文句にそういうことを掲げている時点ですでに終わっているのです。