輸出入の仕事その一 通関業者と通関士

こんばんみ。おさることワタナベです。

 

以前ブログで書いたように僕は自分のやりたいように生きることを決め、会社を辞めることにしました。

 

まだ在職中ですが、振り返ってみると約10年の間現在の業界で働いてきました。なので、ちょっと感慨深いものがあります。辞めるに伴って

僕がこの業界で蓄積してきた知識をブログでまとめようと思います。僕は基本的に知識は有料だと考えていますが、辞めるにあたって現在の知識の行き場が無くなってしまうので(現時点で同じ職種を選ぶつもりではないため)、それならばブログに公表した方が誰かの役にたつかなと思ったのが発端です。 ブログでの公開は不定期かつ、継続的に行っていこうと考えてます。

 

まず最初に僕がいる業界はどういうものかというと、輸出入に関わる手続きや税関への申告を代理で行う通関業という業界です。

 

馴染みが無いですよね?日本から海外へ輸出したい時・海外から日本に輸入したい時は必要な法律的手続きを踏んで税関へ申告しなければなりません。しかしそういった手続きは非常に煩雑で法律的な専門知識を有します。ならば、それをあなたの代わりに代行して(お金を貰って)行いますよというのが通関業を行う業者、通関業者です。例えば成城石井なんかで目にする輸入食品の輸入会社は、だいたい僕たちのような通関業者に依頼して税関への申告をしています。ま、要するにメチャンコめんどくさい輸出入手続きを代行する業者ってことですね。

 

ちなみに輸出入の申告を税関に対して行うことを「通関する」と言い、申告して輸出入の許可がおりることを「許可がきれる」と言います。

 

こんな風に文にしてみても、初めて目にする人にとってはイメージ湧かないと思いますがそれはそれとします。

 

さて、この通関業者ですが、税関に申告するにあたって従業員なら誰でもやたらめったら申告できるわけではありません。税関への申告は専門家に、提出の書類・申告書の内容をきちんと精査させたうえでしてくださいという決まりがあります。この専門家のことを「通関士」といいます。毎年10月初頭に行われる国家試験に合格すると通関士になれます。

 

そんでもって僕はこの通関士です。なので、人並み以上にこういった知識を持ち合わせているわけです。

 

次回以降ランダムにこの仕事のことや、法律の解釈、実務上の手続きなんかを書いて行こうと思っちょります。