一人じゃない(堂本剛風)

週明けはめんどくさくてめんどくさくて仕方ないワタナベです。

 

先週からの三連休を使って音源が完成しました。我ながら素晴らしい出来です。今回は奥さんが作詞を担当しているので、共同作業をした感じで思い入れが強いです。今回は共同製作者ということもあり、ボーカルを撮り終えた段階で彼女の感想を聞いて最終の完成ということにしました。

 

奥さんと共同で制作したことで気付くことがありました。

 

今までは自分で作曲して演奏して、自分で作詞して歌って、自分でマスタリングして最終の音の状態を確認していました。一人で徹底的に詰めて自分の満足いくまでできる分、一体何が完成形か分からなくなってしまうことがありました。客観的な視点で作品を見れなくなってしまうのです。でも、今回は違いました。演奏を録音した後に彼女に聴いてもらって、更にボーカルを撮り終えた後にまた聴いてもらうことで僕以外の誰かの基準でも曲を評価できました。そして、なによりもこれが一番の功績ですが、僕の奥さんが作詞を手がけることで、曲に彩りがでました。一人で作詞作曲を手がけると、僕の場合どうしても歌詞が平坦なものになってしまいます。平坦なものというのはどういうことかというと、当たり障りの無い慣らされた歌詞になってしまうということです。僕の性格上、さらっとした表現に終始してしまうのです。しかし、僕の奥さんの場合は僕とは逆にいわゆる土臭い(良い意味で)歌詞を書きます。そしてそれがとても良い歌詞なのです。彼女の歌詞によって、僕には無いエッセンスが曲に注入された気がします。

 

作り終わった僕の感想は、一人でやるより楽しいなってことです。自分以外の誰かの力やアイディアを借りて、時には相談したり考えを言い合ったりすることはより良い作品を産むことにつながると思います。

 

さて、次はジャケットのデザインです。古くからの親友はどんなデザインを考えてくれるのでしょうか。楽しみです。