両親は大切に

どうも、ワタナベです。年末に向けてイラつく感じで忙しくなってきました。本当に嫌で嫌で仕方ないです。

 

僕は30歳くらいの時に父をガンで亡くしました。父はその5年くらい前に倒れて療養していました。

 

僕は当時バンドで成功しようと頑張っていたので就職してませんでした。しかし、父が倒れたことでしっかりしないとなと思い就職活動をし不動産屋に勤めました。慣れない社会人としての立ち振る舞いのことでとても苦しみました。上司に対する敬語の使い方、案件への対処の仕方、対人関係の仕方などなど‥。父は倒れてから話すこともままならないようになっていたため、そういったことの相談はできませんでした。一度母に相談したことがありましたが、イマイチでした。結果として、僕はその会社をたったの2ヶ月で辞めました。

 

当時も、そして今の会社に勤めていても感じることがあります。それは「こんな時、父だったらどんな風に対応するのだろうか」ということです。

 

僕は「うまくやるため」の解決策を父に聞きたいわけではありません。僕の性格は父に似ています。神経質で妥協ができず、繊細で不器用。だからこそ、父なら僕が共感できる「答え」を持っていた気がするのです。「答え」は「うまくやるため」の解決策でなくてもよくて、つまりそれは「それは俺だったらできないな」とか「そういうこで失敗したことがあるよ」といった種類のものでも良いのです。自分に似ている父だからこそ、僕にとって納得できる「答え」を与えてくれたのではと思うのです。

 

父の仕事のやり方や、社会人としての振る舞い方について僕は詳しく知りません。母に聞いたエピソードなんかをもとに紐解いていくしかありません。そんな時、気づかないうちに父を手本にしようとしている自分に気づきます。生きているうちにもう少し男としての、父親としての生き方みたいのを聞いとけば良かったなと後悔しています。

 

母はまだ元気です。関係は良好なので、結構色々話します。いつかいなくなってしまうその前に彼女の考え方を聞いておかなきゃなと最近感じています。